もらえる年金を把握しましょう

1.老後の生活

老後の生活

生涯の働く時間とセカンドライフの時間は、セカンドライフの時間の方が多いってご存知でしたか?簡易的に計算してみましょう。1日に働く時間を8時間、年のうち、土日の休日と、お盆休み、ゴールデンウィーク、お正月休みなどの長い休日を引いた労働日数が年間250日間として年2000時間。23歳から65歳まで働くとして43年間。2,000時間×43年間=86,000時間です。
寿命は男女ともに確実に延びていっていますので、66歳から90歳まで生きたとして25年間のセカンドライフの時間があります。1日の生活時間は睡眠時間を除いて約16時間ですので16時間×365日=5,840時間。5,840時間×25年間=146,000時間となります。
このように、定年退職後の自由時間は、現役時代の労働時間より多くなります。セカンドライフは、決して人生の中で、短いものではありません。では、この長い時間を充実させるには、どうしたらよいのかを考えることが重要です。
セカンドライフを充実させる3つのキーワードは、「健康」「お金」「生きがい」です。この中でどれか1つが欠けても充実した生活が成り立ちません。その中でも特に「お金」「生きがい」という点を意識する為にライフプランが不可欠となります。逆に「お金」「生きがい」があれば、必然と「健康」にも留意するのではないでしょうか?
しかし、健康が損なわれ、介護や医療を必要としながら過ごす「サードライフ」には更にお金がかかります。セカンドライフの先まで将来を見通して老後を考える必要があるのです。

2.ライフプランニング

ライフプランニング

「ライフプランニング」とは、ご自身や家族の未来のお金の収支を想像して計画をたてることです。家族構成や、車や住宅購入・子どもの進学などの出来事(ライフイベント)は各々異なりますので、ご夫婦や家族と話し合って、人生の見通しをたて、それに沿って具体的な目標と実現する方法を考えます。「ライフプラン」を作成するメリットは、ご自身と家族のライフイベントに必要となるお金を「見える化」することができることです。
 それには、支出だけでなく、現在の収入から将来受け取る年金まで把握する必要があります。

3.ねんきん定期便

ねんきん定期便


日本年金機構から毎年1回、誕生月に国民年金および厚生年金保険の加入者(被保険者)の方に対して、「ねんきん定期便」が送付されます。

35歳、45歳、59歳以外の方

  • 「ハガキ」の「ねんきん定期便」が送付されます。

50歳未満の方

  • これまでの年金加入期間
  • これまでの加入実績に応じた年金額 (参考)これまでの保険料納付額
  • 最近の月別状況

50歳以上の方

  • これまでの年金加入期間
  • 老齢年金の年金見込額 (参考)これまでの保険料納付額
  • 最近の月別状況

35歳、45歳、59歳の方

  • 年金の受け取りに必要となる加入期間を確保するための節目となる年齢の方や、年金のご請求を間近に控えた方には、「封書」の「ねんきん定期便」が送付されます。

35歳、45歳の方

  • これまでの年金加入期間
  • これまでの加入実績に応じた年金額 (参考)これまでの保険料納付額
  • これまでの年金加入履歴
  • これまでの厚生年金保険における標準報酬月額などの月別状況(厚生年金保険の加入履歴がある方のみ)
  • これまでの国民年金保険料の納付状況(国民年金の加入履歴がある方のみ)

59歳の方

  • これまでの年金加入期間
  • 老齢年金の年金見込額 (参考)
  • これまでの保険料納付額
  • これまでの年金加入履歴
  • これまでの厚生年金保険における標準報酬月額などの月別状況(厚生年金保険の加入履歴がある方のみ)
  • これまでの国民年金保険料の納付状況(国民年金の加入履歴がある方のみ)

日本ライフマイスター協会では、ねんきん定期便から、将来もらえる老齢年金だけでなく、配
偶者にもしものことがあった時にもらえる遺族年金額の試算を行っています。毎年確認を行い、
将来の見通しを立てることが必要です。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です