コロナなんかに負けない!銀行手数料を節約するには?
特集「コロナなんかに負けない!家計見直し術」では、シリーズコラムとしてコロナの不況の中でも皆様のお役に立てる、家計の見直し術を伝授していきます。ぜひ、継続的にご愛読いただければと思います。
第三回は、銀行の手数料についてです。
都会に住んでいると、都市銀行に口座があるのは当たり前ですが、地方住まいですと地元銀行でしか口座を持っていないという事は珍しくありません。
しかし、コロナの影響で買い物はインターネット活用で全国様々な場所から購入の人も増えたのではないでしょうか?そうなると、振込先の銀行も色々です。
そこで、振込手数料の問題が出てきます。
また、転勤などで保有口座の銀行のATMが近くにないという事もあり、お金の入出金で度々手数料がかかるという事があります。
コロナで家計圧迫が考えられるのに銀行の手数料の負担が大きいのはもったいないですね。
そこで、銀行の手数料節約について考えてみました。
ゆうちょ銀行を活用
ゆうちょ銀行は全国区で、2016年度末で全国で24060店舗、ATM台数27561台あります。
全国のセブンイレブンの数が2018年1~2月で約20000軒ですから、驚異的な数です。
そんなゆうちょ銀行の口座から曜日・時間帯に関係なく手数料がかからずに入出金できるのです。
他行もゆうちょのATMと提携しているところもたくさんあり、入出金できますが、残念ながら110円などの手数料がかかってしまいます。もったいないですよね。
全国のセブンイレブンの数が2018年1~2月で約20000軒ですから、ゆうちょ銀行は驚異的な数なのがわかります。
そして、ゆうちょ銀行の口座も持っているという人の数も多いはずです。
そこで、個人間でお金を送金するにはゆうちょ銀行が断然便利でお得です。
なぜなら、ATM利用なら月間3回まではゆうちょ銀行からゆうちょ銀行への送金は無料で行うことが出来るのです。さらにネットバンキングのゆうちょダイレクトであれば、月5回まで送金手数料は無料になるのです。
ネット銀行を活用
ネット銀行も便利です。全国のコンビニATMやゆうちょ銀行ATMが使えます。
しかし、肝心な手数料ですが、各銀行様々な条件を設けて無料でおろせる枠を作っていたりしますので比較検討は必要です。
地元以外での仕事が多い、旅行好きであればネット銀行は大活躍です。場合によってはゆうちょ銀行より便利な場所にあったりします。
送金も同じ銀行同士なら何回でも無料だったり、条件によっては他行への振込手数料も月に数回無料という銀行もあります。
地元自治体で借りた奨学金を指定の地元銀行に入金しておかなければならないけど、今住んでいる場所から手数料無料で入金できないという場合、自分の口座に無料で送金なんてこともできるのです。
また、即時決済のデビットを使うと、使った金額に対して一定のポイントや現金を還元してくれるなんてこともあってお得なのです。
証券総合取引口座を活用する
証券取引を行うための証券総合取引口座でキャッシュカードを作れるところがあります。証券会社によりますが、そのキャッシュカードで無料でコンビニから入出金ができることもあります。無料で取り扱ってくれる時間帯も銀行に比べて長かったり、土日も無料だったりと意外と便利です。
ただし、入出金ができるのは、普通預金でなくMRF(マネー・リザーブ・ファンド)になります。銀行の普通預金のようなもので、通常時は版本割れしないように設計されている投資信託でありますが、完全な元本保証ではありませんので理解は必要になります。
ライフスタイルとコストを考よう
近くの銀行を選択するという時代から自分のライフスタイルに合った口座を持つ時代になりました。
また、便利になった反面、かかるコストも増えてきました。
ライフスタイルとコスト両側面からの金融機関選びをして塵も積もれば山となる、もったいない手数料を減らしていきましょう。
廣木智代